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スレート瓦の塗装について

公開日 2023年3月11日(土) 最終更新日 2023年3月11日(土)

近江八幡市にある屋根・外壁リフォーム専門店 ジェイジェイエフです。

スタッフブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

 

さて本記事ではスレート瓦の塗装について書いて参ります。

塗装をご検討の方でスレート瓦を使用されているお家にお住まいの方はご参考にして頂ければ幸いです。

 

スレート瓦とは

スレート瓦とはカラーベスト、コロニアルとも呼ばれるセメントを主材とした瓦です。

2004年以前はアスベストが含まれていたのですが、法律で規制がかかり現状つくられるものには含まれておりません。

しかしアスベストを使用したものが普及していることもあり、2004年以前に建設されたお家では現在も使用されております。

ただし割れる等しない限りアスベストが散布することはないので、通常屋根材として使用するにあたっては大きな問題は御座いません。

 

 

カラーベストやコロニアルとは元々商品名なのですが、かなり普及した為、スレート瓦の代名詞として使用されるようになりました。

 

最も多く普及している薄型のものは厚さ4.5ミリと薄く、施工性、意匠性に大変優れております。

また比較的安価であり、その点も多く普及した理由のひとつです。

 

セメントが主材である為、塗膜の防水性能が切れると素材自体が水を吸いやすくなります。

それが破損等に繋がる為、塗装をして保護する必要が御座います。

 

 

スレート瓦の塗装について

塗装の時期は目安10年に1回程となります。

またスレート瓦の塗装は2回までしかできません。また2回目も(場合によっては1回目のメンテナンスでも)弊社ではカバー工法(もしくは葺き替え)をオススメしております。

 

スレート瓦自体の耐久性が25年程ですので、10年に一度の頻度だと2回目まで塗装可能という計算になります。

ただ実際には10年に一度塗装されることも珍しく、15年や20年メンテナンスをしないというお家も御座います。

屋根はなかなか目につかない箇所なので、劣化等に気づきにくい為これも仕方ないことです。

状態や素材によっては塗装よりもカバー等の方が長い目で見た時にお得になることも少なくありませんので、メンテナンスをご検討の際は業者さんにしっかりご相談されることをオススメします。

 

タスペーサー・縁切り

スレート瓦の塗装時に注意する点として、タスペーサーの設置(もしくは縁切り作業)が御座います。

タスペーサーとはスレート瓦の重なり箇所に設置する部材です。

 

これを設置することで、瓦と瓦の重なり箇所に隙間を設けることができます。

この隙間は雨水や湿気等を逃す為に必要です。適切にこの隙間が設けられていないと瓦の下に水が溜まってしまい、雨漏り等の原因となってしまいます。

 

写真の黒い部材がタスペーサーです。

これを隙間に差し込み隙間を作ります。写真の赤い丸のところが差し込んだものです。

 

 

スレート瓦の劣化のサイン

続いてスレート瓦の劣化について記していきます。

これらの症状が見られましたら塗り替え等をご検討して頂ければと思います。

 

色褪せ

日々、雨や太陽にさらされている屋根ですので、当然のように色褪せが発生していきます。

色褪せは表面の塗膜の劣化のサインで、防水性の低下が懸念されます。

暗めの色が目で見てわかるほどに白っぽくなっているとほとんど防水性能が無くなっていることが予想されます。

 

 

藻・苔の発生

スレート瓦自体は吸水しやすい素材の為、藻・苔の発生もよくあります。

特に日が当たりにくい北面は湿気が溜まりやすいこともあり比較的発生しやすいです。

進行していくと大きく美観を損ねてしまいますし、屋根が吸水しやすい状態であることも予想される為、塗装を検討されるタイミングのサインとなります。

 

 

 ひび割れ・破損

スレート瓦はその薄さからひび割れや破損をしやすい素材でもあります。

主な原因はこちらも吸水です。吸水された状態で、温度の変化による膨張・収縮の繰り返しや、寒さによる凍結等が割れを起こします。

 

軽微な割れではすぐに雨漏り等を起こすことはまれですが、そこから被害が広がる可能性もありますし、1箇所割れ等が確認されると今後他の箇所も同様に起きる可能性が高いので、メンテナンスのタイミングと言えます。

理想を言うと破損を起こす前にメンテナンスを行えるとより良いと言えます。

 

 

滑落・欠損

大きなひび割れや強風等の外的要因で瓦がずり落ちることも御座います。

こうなるとそこから雨水が浸入し下地の腐食や雨漏りに繋がる可能性が高くなります。

ここまでの被害が確認された場合は早めの対応を検討されることをオススメします。

 

 

塗れないスレート瓦

さて続いてはスレート瓦の中で塗装ができない商品をご紹介致します。

 

・ニチハ パミール

・セキスイ かわらU

・松下電工(現ケイミュー) レサス/シルバス

・クボタ(現ケイミュー) コロニアルNEO/グリシェイドNEO/ザルフ/アーバニーグラッサ

 

これらの瓦はアスベストを使用しないノンアスベスト瓦として初期の方に販売されたものです。

アスベストを使用していない分、瓦自体が脆弱であり、不具合が各地で相次いで報告されました。

本来塗装することで、基材の保護をするのですが、それでも強度を保てないものが上記の瓦であるため塗装をする意味が全くと言っていいほどありません。

上記商品にピンときた方は充分に注意が必要です。

 

これらの屋根材を使用されている場合はカバー工法(または葺き替え)が必要となります。

塗装と比較すると費用は高額になりますが、この先安心してお住まい頂くためには重要な工事です。

 

まとめ

以上、ここまでスレート瓦の塗装に関して記載致しました。

多く普及している屋根材ですので、ご自宅の屋根がスレート瓦の方も多いと思います。

そういった方々が塗装等のメンテナンスをご検討される際にはご参考にして頂ければ幸いです。

 

ご不明点などがあればジェイジェイエフにいつでもお気軽にご連絡くださいませ。

お読みいただきありがとうございます。

 

 

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